ライダーの思いつき

元ブログの調子が悪いのでしばらくはコピーブログとなります。

GROM クラッチワイヤーの給油

 えっとぉ、、、どこかが悪くなったとかじゃなくて、単なる思いつきです。

 前回の定期点検整備では特に問題無かったのですが、そう言えば7年間一度もしてなかったなぁと思って、、、。

 車庫内保管なので錆も無く、動きも普通なのでついついほったらかし。  要は暇なんです、どこへも出かけられないし引きこもりの思いつき(^^;)。

 (XR250の時の記事はこちら

 今回は必要以上に細かくやってみます。では、、、

 

 クラッチレバーのアジャスターのゴムカバーをめくります。

 このクラッチのアジャスターの使い方は、GROMの取扱説明書に丁寧に説明されているので見て下さい。

  アジャスターのロックナットをプライヤなどでつかみ、矢印の方へ回すとロックが解除されます。

 プライヤを掴んでいる手を上ですね。



 アジャストナットとアジャストボルトの切り欠きを一直線に揃えます。

 けっこう動くので上手いこと合わせて下さい。
 緑丸の所を掴んで、矢印の方へグイっと引っ張りアジャストボルトからワイヤーケーブルを引き抜きます。



 注意!

 コレはGROMの様なクラッチスプリングが弱い車種なので手で引っ張れますが、少し強くなるとなかなか引っ張れませんからXR250の記事の様にクラッチレバーを外した方がやり易いと思います。
  一直線に合わせた切り欠きからワイヤーがするりと抜けると思います。
 太鼓部分をワイヤーを合わせて下へ抜きます。
 ハイ、抜けました。
 続いてエンジン(クラッチ)側です。  クラッチレバーの太鼓が外れていますから、こちらのワイヤーには余裕が出来ています。
 ワイヤーを伸ばして切り欠きからワイヤーを通し外します。
 ワイヤーを押し戻してみましょう。  錆び付いていると動きが悪いので気をつけましょう。
 押し戻すとレバー側に余裕が出来ます。
 入れポン、出しポンして動きをチェックしてみましょう。  ギシギシ言って動きが悪いようなら交換しましょう。

 交換は修理屋さんに相談しましょう。
 ワイヤーオイルの注入にはこのインジェクターを使います。

 コレねぇ、、、使い方がちょっと難しい。  製品レビューを見るとよくわかります。

 でもこれを使わないと上の写真のようにワイヤーにオイル垂らしてシコシコ浸透を待つしかないので(^^;)。

 順を追って見て行きましょう。
 ワイヤが通るパイプを黄矢印の所まで突っ込むのか、緑矢印のところまで突っ込むのかはパイプの太さに寄ります。  右に突っ込むほど細くなっているので無理に細い所まで突っ込むと横からオイルがダダ洩れになります。

 逆に緩ければ左の方へオイルが漏れるのでここのセットでも結果が違うと思います。  赤矢印がオイルの注入口です。
 ゴム部分を取り出して開いてみるとよくわかると思います。

 ネジを締めて行くと上からかぶせるだけの仕組みです。

 なのでゴムの内径とパイプの外径が出来るだけピッタリな方が良い訳です。
 矢印の所から多少漏れます、ワイヤーの太さがそれぞれ違うのでここだけはゴムをそわせる方法が無いからみたいです。
 ゴムがパイプに密着しスプレーオイル缶の細いパイプが注入口に密着すれば、缶から噴き出したオイルはワイヤーのパイプの中に圧送される仕組みです。  でもこのノズルパイプ短すぎ、、、長いのがまたどっか行っちゃた(^^;)。。
 あちこち探してキャブクリーナーのがピッタシだったのでこれを使います。

 勢いよく注入しましょう。
 ヤッパリどうしてもココからは漏れますねぇ。  でも勢いよく吹かないとなかなか圧送されませんから。

 でもウェスかキッチンペーパーなどで受けながらの方が良いですね。  「太鼓をピッタリつけると漏れてこない」と言うレビューも有りますね。
 クラッチ側は、、、、しまったぁ!。

 オイルが噴き出してる、、、、ちょっと様子を見ながら吹いた方が良いですねぇ(^^;)。
 でもこのワイヤオイルは洗浄も兼ねた商品なのでタップリ吹き出させないといけません、、、、  しか~し!そのオイルを受ける工夫を忘れてしまった。  ボロ布を広げておくか?
 ペーパーを敷いておきましょう。

 1,000kmしか走っていないのに結構汚れてましたね。  錆は無いようです。
 後は組み戻していきましょう。

 手順は逆ですからまずはこちらのワイヤーを組みつけます。
 ワイヤーオイルはこんなの使ってます。  XR250の時のかなぁ?もう10年ぐらい前の物ですが、、、腐るものじゃないし、、、  洗浄と潤滑・防錆と出来るようなので、今でも有るなら下に貼っておきます。
 太鼓を差し込んで、、、
 ワイヤーを切れ目に通して、引っ張る。
 アジャストボルトのくぼみにパチンとはめたら後は調整。  赤矢印を上の方に回すと遊びが減る。

 下の方に回すと遊びが増える。

 ミドリ矢印の方向にロックナットを回すと固定されます。

 ロックナットは指で目いっぱい締めたぐらいでもOK

 ただ緩み易いので出先で調整する羽目にもなるのでちょっと締めておくと良いでしょう。
 慣れてくるとここの隙間で自分の具合の良い所が分かるようにもなります。

 何度か走って具合の良い所を覚えておきましょう。
 アジャストボルトのカバーを持って来て、、、
 元に戻せば終了。
【追記】2021/05/17 クラッチレバー外さずにやっちゃったので、、、  こっちのグリスアップがまだだった(^^;)。  対辺10mmのロックナットを外します。
 大きめのマイナスドライバーでボルトを外します。
 あらぁ、、、  グリス完全に切れてますねぇ。

 7年と言う年月のせいなのか、HONDAの組付けがしょぼいのか。  HONDAって変なところがケチなんですよねぇ。
 汚ないネジ

 先ずは掃除から、、、
 表面かじってるじゃ無いですか。

 エンジンピストンなら焼付き状態ですよ。  タイではどんなしょぼい油脂を使ってるんだろうなぁ。

 コレは1,000㎞点検よりも前の1か月点検ぐらいでグリスアップしておかないといけない感じですねぇ。
 当然レバー側も真っ黒。
 レバーの根元付近は表も裏も擦れた所は無いですね。

 これなら表面にグリス塗らなくても良さそうです。
 矢印の部分に薄くグリスを塗りましょう。  丸の所はクラッチスイッチが当たるのでうっすらと。
 グリスは何時買ったか忘れたウレアグリス、、、

 えっと、、、この記事の時だね。

 10年前だ、冷暗所保管だからまだ使えそうですね。

 80gでも全然減らないから、一生もんですねぇ。余命も残りはそうは無いけど。
 ボルトの摺動面にグリスを塗って組付ければ完成です。

 

【追記終わり】
今のタイプはネジ込みが2つになっているんですね、この方が調整できるかな?。

 調整の方が面倒かも。古い方も貼っておきます。
 

 

 ワイヤオイルのノズルが金属製ですね、変わったのかな?。

 (XR250の記事を見ると最初からこの細口ノズルですね、ノズルを探して付け替えてました)

 ノズルの太さが無いと漏れてきますから太いノズルを探すか、太いノズルが着いたオイルを探すかかなぁ?

 グリスは有りました、クラッチワイヤーとかアクセルワイヤはこまめにメンテナンス出来るなら、粘性の低い方が良い様に思います。
 グリスはどうしても固いのでサラッとしたオイルの方がお勧めです。
 まぁ、それほど差は無いでしょうけど、、、





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