ライダーの思いつき

元ブログの調子が悪いのでしばらくはコピーブログとなります。

不正車検について

 自動車整備系の動画や整備関連のSNS、一部のニュースで今月初めに報道されましたが、本日、東洋経済のネットニュースになりました。

 先ずは東洋経済新報社のニュースサイトを見て下さい。

 >トヨタのおひざ元で「不正車検5000台」の衝撃

 今まで大きなニュースに成らなかったのはマスコミ自体、トヨタ自動車と言えば巨大なスポンサーなので忖度が働いていたのかなぁなんて思いますが、、、

 このネッツ愛知豊橋店と言うのは愛知トヨタグループ(ATグループ)です。トヨタ自動車創業当時からの老舗なんですねぇ。

 一般的には1ブ店と言います。昔は5ブ店迄有りました。

 愛知県だと

 1)愛知トヨタ(AT)

 2)名古屋トヨペット(NTP)

 3)カローラ愛豊(AT)、愛知、名古屋、中京

 4)ネッツ愛知(旧オート愛知)(AT)、東海(旧ビスタ愛知)(AT)、中部(旧オート中部)、

   モビリティ東名古屋(旧ネッツ東名古屋(元ビスタ東名古屋))

   名古屋(旧オート名古屋)(NTP)、中京(旧ビスタ名古屋)(NTP)

 5)旧ビスタ店

 あとトヨタ直営系のディーゼル店とか、、、

 ここ最近各ディーラーがトヨタの取扱車種のほぼ全てを販売できるように成り、この先にはグループ会社の統合が進みます。

 関東の方ではモビリティ店とか統合合併された会社も出ているようですね。

 近い将来整理される訳ですが、グループ名は残るかなぁ?、まぁわかり易くはなりますね。

 さて、トヨタディーラーの歴史は置いておいて、本題の車検整備ですが、ディーラーのサービス部門は正直売り上げが伸びません。

 今の日本車はご存じの通り壊れません、乗用車の初回車検が2年から3年に延びたのも「そんなにすぐに検査しないなくても」と言う事です。

 それなのに本社からは大きなノルマは来るし、利益が上がらない分時短は求められるしで大変らしいです。

 ユーザー車検のカテゴリーでも書きましたけど、車以外にもクレジットカード、スマホ、バッテリーにオイル、各種保険、などなど色々ノルマが有るようです。

 顔を出すと上記の勧誘が有って、もう、最近ディーラーに行きたくないもの。

 今回の不正車検もそんな具合で起きたことなんだと私は思います。

 このお店は45分の時短車検も推進していたようで、まぁ、これは車検専門店や格安車検の台頭でドル箱だった車検整備も横取りされるようになったからだと思います。

 1級整備士が多くいて整備は完璧と言うけれど、それでもディーラーの車検は高いですけどねぇ、、、(^^;)。

 ただねぇ、前にも書きましたけど、陸運事務所で持込で車検(ユーザー車検)すると、、、

 「えぇ〜???、こんな簡単に車検通っちゃうのぉ???」

 と言うぐらい車検項目って少ないんです。

 違法改造とか盗難車とかじゃ無ければ、、、

 まず、、、灯火類のチェック = ライトやホーンはちゃんと機能するか?

 CO/HCのチェック = 排気ガスは正常か?

 サイドスリップのチェック = 車両の直進性かな?

 スピードメーターの誤差 = 大きな違いはないか?

 ヘッドライトの光軸チェック = 正しく照らしているか?

 前後、駐車ブレーキチェック = コレは当たり前ですねぇ。

 下回りチェック = ボルト類のゆるみ、排気漏れ、各種ゴムブーツの破れ、油脂類の漏れなどなど

 ほんの数分でたったこれだけチェックして終わりです。

 なので、、、

 上記が通れば他はどうなっていても車検は通ってしまいます。

 他と言うと、ブレーキシューは外から見えません、ブレーキパッドもホイールに隠れて確認は難しい、あくまでもブレーキが効きさえすれば良い。

 タイヤの空気圧だって多少誤差が有ってもまずわからない、バッテリーだってエンジンがかかれば良いし、プラグや、オイルだってエンジンに異常がなければOK。

 「車検を受けたのに調子が悪い」と言うのはちょっと考えが違っている訳ですねぇ。

 ハッキリ言うと車検と点検は違います。また整備も別に考えるべきでしょう。

 現在、ユーザー車検は点検整備記録簿(特定整備記録簿)の提出は強制されていません、と言うか点検整備は車検後に行う事が可能だからです。悪い言い方をすると「後整備です」と言えば点検整備記録簿の提出しなくても車検は受けられます。

 でもね、車検証に点検整備記録簿の提出が有ったことは明記されますので、コレが車検証から抜けていると後日提出を求められる可能性はあると思います。それが無いと法律違反となりますので、やらなくて良い訳では有りませんので念のため。

 と言う事で、、、

 車検を通すだけの作業なら45分で終わるでしょう、もっと速いかも知れない。

 しかし、この先2年ぐらいで使用限界になるであろう部品はユーザーの為には交換しておきたい。

 特に売り上げ伸ばすにはそれしか手が無い訳だし、、、

 バッテリーだって次の冬には上がってしまう可能性が有るとか、タイヤだってここ2、3か月は大丈夫だけどその先丸坊主になりそうだとか。

 これは本来ユーザーが日常点検として確認して適宜に交換、整備しなければいけないんですけどねぇ、みんなディーラー任せで調子悪ければ文句を言う、、、(^^;)。

 法律にも使用者責任とされているんですけどねぇ。

 もし自分で整備できないならディーラーに依頼する立場なんですが、、、

 と言う訳で、サービス工場は本社からの厳しいノルマ及び、利益の追求とユーザーからの苦情に挟まれ、、、って感じかも?知れません。

 決してやってはいけないことですが、その工場だけを責めて処分すれば済むことじゃ無いと私は思います。

 思うにディーラーは売るだけで、整備はやらないって言う手も有りかなぁなどと思っています。

 法律に書かれている通り、整備不良は使用者の責任なんですから、、、。

 あぁダメ!、全然まとまらない!

 うまく言えないのでこの辺で、、、要はこんなの氷山の一角でどこのディーラーも監査を受けると多かれ少なかれ出て来るんじゃないかなぁって事。

 サービス工場は文字通りサービス部門のひとつとしてノルマを課さない、修理・整備依頼のみを引き受けるだけにしたらどうかなぁ。

 車検誘致も禁止、タイヤバッテリーの販売促進も禁止、依頼が有ったときだけ作業するなどなど。

 その方がユーザーには安心して乗ってもらえると思うけどなぁ。

 おしまい

 何か、グダグダの記事に成ったので、しばらく経ったら消すかもしれませんm(_ _)m。