ライダーの思いつき

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燃料について

 燃料と言えば、燃やす材料って書くわけで、なぜ燃やすかって言うと、この寒い時期では暖を取るためでも有るわけですが、もっぱらその熱量を使用して、調理に使うというのが一番多いと思います。 ■木質燃料  まず最初は、原始の時代から使われている、木質燃料です。いわゆる、が代表になるでしょうか?。  子供の頃は、林間学校などで薪に火を着け飯ごう炊さんなどやった記憶が有るんじゃないでしょうか?。  今は薪というともっぱら焚き火利用が多いと思いますが、ほんの30〜40年前は風呂を沸かしたり、かまどで煮炊きのために家庭で当たり前に使われていました。自然回帰という点では、里山に住み木を切り出し、それを薪にして燃料として使うのが一番かも知れません。  小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) ちびストーブ
 次に、薪を窒息状態で燃やして出来る炭が文明の利器となるのでしょうか?。木の成分のセルロースを燃やして純粋に炭素のみに変化させるため木自体が炭素の固まりになるわけですね。(ちょっとこの辺自信がない^^;)  「燃焼系」「燃焼系2」でも触れましたが、ブタン、プロパンの様なガスも、ガソリン、灯油、アルコールのような液体も炭化水素が燃焼によって酸素と化合して2酸化炭素と水蒸気になるわけですが、炭素の固まりである炭は直接酸素と反応するために水蒸気が殆ど出ないわけです。  その上、遠赤外線も放射するため、調理材料を中から暖める効果もあって、焼き物用に使うと表面もパリッとして美味しい焼き具合になるわけです、直接ガスで焼くとパリッとしないのは水蒸気が表面に触れていくためです。  着火とか、結構面倒ですが、一旦火が着いてしまうとこれほど焼き物に向いている燃料はないかも知れません。その着火も、チャコールスターターを使うことで、簡単に火付けと全体に火を回らせることが出来ます。  ユニフレーム(UNIFLAME) チャコスタ  キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 炭焼き名人 FD火起こし器
■液体燃料  こちらは、森に行って切り出してって訳には行かない、精製をして作られる近代産業のものになる、、、、、、のかな?。  化石燃料原油から精製される燃料に、「重油」、「軽油」、「灯油」、「ガソリン」と有り、キャンプに使う物は灯油とガソリンに成ると思います。アルコールはエチルアルコールはお酒を造るのと同じで発酵から作られる場合が多いようですが、燃料に使われるメチルアルコールは、化学的に作られるようです。  これらは、炭化水素化合物として括られて、分子に炭素が含まれる量で性質も変わってくるようです。もっとも灯油もガソリンも単一分子ではなく複数の炭化水素化合物で形成されているそうです。wikiに依りますと灯油はトモシアブラとも呼ぶそうです。  キャンプに使用する物として、灯油、ガソリン、アルコールとします。  ☆灯油☆  燃料としてどうかと言うと、引火点が40℃以上という特性から、比較的保管が簡単であること、ガソリンに比べて安価で手にはいるという利点があると思います。  反面、その引火点が高温のために、燃焼には一工夫必要で、綺麗に燃やすには器具にもそれ相当の技術が必要ですね。  その難しさから、予熱作業を「儀式」と呼んで炎上させることに喜びを感じる方も多いようです。炎上させないためのワザを見いだすことに喜びを感じる方も多かったりもします。マニアックな趣向がない方には余りお勧めできる燃料ではないと私は思います。  予算を含め、燃料費を安価に済ませたいとするなら、上記の限りではありませんが、独特な臭いが車の中に充満すると家族からいじめられる可能性もあります(^^;)。これは、ガソリンも同じです、お気をつけ下さい。  ☆ガソリン☆  着火性は、灯油に比べると断然良くなります、特に冬の寒さに強く、ブタンガスでは使い物にならない摂氏零度以下でも何事もなかったかのように燃焼できる利点があります。  但しコールマンのように予熱が要らないタイプのジェネレーターは詰まりやすく、ホワイトガソリン使用がデフォルトのためレギュラーガソリンが使用できるとしたデュアルフューエルタイプですら、緊急時以外はホワイトガソリンを使用するように案内されています。こうなると、1リットル辺りのコストはとても高い物になります。  MSRやオプティマスのようなマルチフューエルタイプで、レギュラーガソリンを使う方がコスト的には灯油利用に近いコストで行けると思います。  ホワイトガソリンでも、石油元売り会社に問い合わせれば、18リットル缶で購入もできますが逆に消費に困ってしまいます、キャンプ仲間で買って分け合うと良いでしょう。それでも灯油の5倍以上しますが(^^;)。  灯油の所にも書きましたが、ガソリンも独特の臭いがします、器具のコックの閉め忘れなどで、車の中で臭いが充満すると家族からいじめられます。  ☆アルコール☆  すいません、アルコールに関しては余り知りません。燃料用アルコールを薬局等で手に入れるぐらいで、大量に買う場所も知りません。  ただ、メチルアルコールは燃焼効率が良いようで、そのまま火を着けてもススが出ない分綺麗に燃える燃料です。トランギアのアルコールストーブが有名ですが、それ以外に空き缶で作るアルコールストーブや、自分でアルコールバーナーを自作して、ストーブを作ってしまったり、もっと複雑なコントロールにはまったりと、アルコールにはまると、ちょっとやっかいなことになるようです(^^;)。  アルコールは、世界中で手に入りやすい液体燃料なので、かんたんな煮炊き程度なら予備を持ち歩く心配も一番無いのかも知れません。アウトドアショップやホームセンターがない場所でも薬屋がない街って少ないと思うんですよねぇ。  ただコスト的に価格が店によってバラバラですから、高い物買わされると辛いですね。 ■気体燃料  ご存じの通り、ガス缶のセットも取り扱いも非常に簡単で、便利な燃料です。アウトドア用の燃料としては一番の利用数を誇る燃料ではないでしょうか。心配なのは利用法を誤った爆発だけかも知れません。  LPガス、キャンプに使われるのは、ブタン、イソブタン、プロパンになりますが、通常安売りされているのはブタンガスになります。それ以外のガスは、寒さ対策と圧力の利用かと思います。  この辺のガスに関しての考察は、こちらの記事を参考にして下さい。  アウトドアガスには、アウトドア缶と言われるカートリッジタイプ、イワタニのカセットフーを代表とするカセットタイプ、一般的ではないけれど、キャンピングカーでよく使われるプロパンガスボンベがあります、プロパンガスボンベは充填しながら使うのでランニングコストが一番安く済むガスの利用方法ですが、最近ガス事故がありその充填を断られるケースが多くなりちょっと取り扱いが大変なようです。  取りあえず、アウトドア(OD)缶とカセット(CB)缶だけにします。  ☆アウトドア(OD)缶☆  カセットフーが出来るまで、アウトドアでガスというと、このタイプだったと思います。ブタンガスは気化温度が零度付近な為に気温10℃以下になると極端に勢いが無くなってしまい、寒いところでは、ガソリン器具が利用されていましたが、イソブタンやプロパンを混ぜることにより、マイナス10℃以下でも利用可能なガスも存在します。  ただプロパンは、ブタンの数倍も圧力が高いために、冬用のガスを夏に使うと大変危険ですので、充分ご注意下さい。  購入には、アウトドアショップじゃないと指定メーカーのガスが手に入らなかったり何かと購入場所が限られるのが難であり、予備を必ず用意しないといけなかったりする点が弱点になるかと思います。  ☆カセット(CB)缶☆  カセットフーを代表とする、ワンタッチで脱着でき、取り扱いも簡単で、購入先もホームセンターでも手にはいるし、コンビニでも買うことが出来ます。  寒さ対策としては、一部メーカーがイソブタン含有の物を作っていますが、旅先での購入はちょっと大変かも。  メーカーとしては、違うメーカーの物は利用しないで下さいとされていますが、神戸の地震後にわずかに規格が違う物が使えなかったりしたために、規格を統一したと言われています。お勧めするわけではないので、ご使用はあくまでも自己責任でお願いします。  また、安売りの缶を買ってOD缶に再充填される方もみえるようですが、検査を受けていない缶に再充填することは、違法行為でもあり、また回数を重ねることでバルブ不良を招いたりする可能性もあり、良い子は真似をしてはいけません。  価格は、イワタニの物がホームセンターでは3缶で500円ぐらいで売られていることが多いようです。他に安売りの物が3缶300円とかで売られていますが、あくまでもメーカー違いになりますのでご注意下さい。 ■価格差  分かる範囲で調べた価格差として比較してみます。ただ、カタログデータからの引用と、熱量とか統一された比較ではないので参考にも成らない可能性がありますのでご注意下さい(^^;)。  燃焼10時間当たりの費用  白灯油    =163円  赤ガソリン  =189円  白ガソリン  =1,341円  アルコール  =1,680円  CB缶     =1,706円  OD缶     =2,777円 【参考資料内容】  白灯油   武井バーナー101  18リットル1,170円 2時間500cc  赤ガソリン FIREJET          1リットル105円 1分3cc  白ガソリン FIREJET        4リットル2,980円 1分3cc  アルコール トランギアB25       500cc350円 25分100cc  CB缶    イワタニジュニア     250gx3=800円 45分120g  OD缶    キャプスタ小型バーナー 470g580円  225g/h    ご覧のように、価格だけで言えば圧倒的に灯油が安いです。逆にOD缶を当たり前に使うとしたら、約17倍の価格差です。  こうやって比較すると、凄い差に感じますね。  10時間というと、1日4時間使うとして、2日半分になります。シングルバーナーだけで2泊3日の使用量になるでしょうか?。  これにランタンなど照明器具まではいると、もっと価格差は大きくなると思います。 ■燃料に対する私の考え  上にも書きましたが、価格で言えば灯油利用がキャンプで使用できる燃料のうち一番安上がりになります。多少燃焼に手間や知識がいる場合もありますが、ちょっとの練習程度で利用可能です。  薪を拾って調理をするならもっと安いんですけどね、それは現実的に難しいです。  旅をするときに、燃料を統一した方が、その燃料の調達が楽になります、そんな考えを持って燃料を一種類にしようとする方が結構みられます。コスト及び手間を考えるとそれも正しいのかも知れませんが、アウトドアを生活の一部と考えればの話であって、アウトドアを楽しもうとするとそれで良いのでしょうか?。  燃料の種類も多いように、燃焼器具の種類も無数にあります、自分が使ってみたい物はどんどん使ってみても良いんじゃないかと思います。バイクのように積載が困難な場合やバックパッキングのように極力荷物を減らさなければいけない場合を除いて、そんなに統一しなくても良いと思います。  色々と使ってみて、良いところ悪いところ、色々知って自分のお気に入りを増やしていくのがグッズを使う楽しみのひとつであると思います。  ストーブだけですが、全て灯油だった物を、全てOD缶にした場合差額が2,600円ほどです、2泊3日でこの差額を気にするかしないかは、使う人次第だと考えます。  と言いつつ、私も道具にはかなり偏ってますねぇ(^^;)。  武井バーナー BC−101  OPTIMUS(オプティマス) NO.85 NOVA+  MSR ドラゴンフライストーブ
 トランギア アルコールバーナー  イワタニ産業(Iwatani) イワタニカセットガスジュニアバーナー2  キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オーリック小型ガスバーナー・クッカーセット
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