ライダーの思いつき

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テントの選び方

 とある所で、テントに関してコメントを書いていてふと思ったのですが、「良いテントって何だろう?」と。

 製品の出来の良さ?、使いやすさ?、組立のしやすさ?、居住空間?、好みかなぁ?。

 例えば、ロッジ形の大きな物は居住空間は確かに良いのだけれど、それを背負って山に登れないのは誰でも分かること。

 でもそれも、条件が変わって、6人が6人用テントを分割して持って行くなら、可能かも知れない、ちょっと飛躍しすぎかも知れないけれど、言いたいのはその時の状況で変わって来るって言うこと。

 今売られている、そこそこ名前の売れたテントメーカーは、製品の出来の良さという点ではそれほど差はないのだろうと思う。

 私の知るベテランのキャンパーの中には、ホームセンターの安売りブランドで充分な性能があると言われる方も見えます。勿論、極限の性能は期待出来ないだろうとして、天候が怪しいときはビジネスホテルに避難したり、車で移動しているときは車中泊にしたりで回避していますので、極限の性能があると言っているわけではないので念のため。

 私も、4980円と言うテントを使ったことがありますが、天候が荒れなければ充分のものだと思う。

 大雨とは言えないくらいのザーザー降る程度の雨(わかり辛いな)でも漏れることはなく、床からの浸水もない、緩い風程度では張り綱無しでも変形もしない。成る程、結構使える。

 こっからちょっと脱線、余分なことなので興味の無い方は以下読み飛ばして下さい。

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 このテントで面白かったエピソードは、本体には直接影響の無いフライの張り出し用の短いポールが入ってなかったので販売店を通じてメーカーに確認を取って貰ったら、新品一式を送ってきた、、、、、(^^;)。ポール1本有ればよいのだから、残りは送り返そうと連絡すると、「予備で持って置いて下さい」と言われたんですよ、中国生産品でパーツひとつひとつ対応できないので、不足のセットがあってもしようが無いらしい、、、、、。それでも、メーカーに予備が有れば他に困った人には分けられると思うのですが、、、、。

 それと同じ様なことが、台湾経由で入ってくる工具セットでも有ったりしました。ひとつひとつ対応すると経費が掛かるので、そっくり新品と交換することが多かった。不良品のセットは販売店や卸店で保管して、以降のクレームに対応したりして。どうかと思いますが、ユーザーには迷惑が掛からないので、こういった方法も有りなのかも知れません。

 今は、CSと言って顧客満足を考えない商売は成り立たないので、安直に達成するには有りなのかも知れない。

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 さて本題に戻りますが、そんな具合で、小さなテントでも数万円もする物も有ったり、安いテントもあったりと初めてテントを選ぶ人には訳が分からないバリエーションなんだろうなぁと思うわけです。

 そんなことで、今までのテント選びで気づいた点などを書いてみようと思います。

 長い前置きだったなぁ、、、、、、(^^;)。

 まずは、装備に関して押さえておきたいところは、、、、

■寝室内のポケット(小物入れ)は複数有った方が良い

 できれば、仕切りがあって、時計、ライト、メガネや携帯小物を別に入れられるとなお良い。

 これは、ステイシーのもので、枕元と足元と2箇所同じポケットがあります。


■メッシュ部分が大きい物が欲しい。

 寒い時には閉められて、暑い時にはメッシュに出来る部分が大きいと嬉しい。

 写真の赤い部分がメッシュになります。

 左右前後がメッシュになりますので、熱のこもりが少なくなります。

 これもステイシーです。


■寝室天井に引っかけられる物が欲しい。

 赤丸が、布製のタグみたいな物で、フックや紐を通して引っ掛けられます。

 熱の出るランタンは無理ですが、最近はやりの高輝度LEDを使った電気ランタンなどをつるせると便利かなと思います。

 天井ハンモック式小物置きも吊すことが出来ますが、どうにも邪魔になるのでやったことはありません。

 これも、ステイシーです。


■フレームと寝室の関係

 本体とフレームのつなぎですが、フック式とスリーブ式に分かれます。

 フレームを組み立てて、それにフックをとめて行く多くのテントが採用している方法です。

 この方法は、先に寝室を畳んで、フライだけで自立出来るテントにも利用されている方式です。

 現行のステイシー2がこれです。


 寝室にスリーブを設けており、それにポールを通すタイプです。

 フック式と違いポール全体にテンションが掛かりますので、比較的強い構造になります。

 勿論フック式も強度計算されていると思いますので、強度が劣るというわけでもありません。 

 山岳テントにもよく見られます。


 これは、旧型ステイシーです。

 スリーブの片方が袋になっておりそこでポールが止まります。

 スリーブの入り口を持ってポールをぐいっと押し込むことでテントが立ち上がります。

 いちいちフックを引っかけて行くより、一発で立ち上げられるので、私はこちらが好きです。


■フライの止め方

 これもステイシーです。

 ペグダウンした、寝室や前室用のベルトに、パッチン式ではめて行くだけです。

 これがフック金具式になって引っかけるタイプが多いですが、これの良さは外すときです、指2本で摘むだけでパンパン外れますから、フックを引っ張りながらぐいっと外すことを考えるとスピードが違います。撤収は簡単がよいですよねぇ。


■前室の広さ

 モンベルの山岳テントです。

 前室を全く持たない、寝室だけのテントです。

 靴もザックも濡れては困る物は全部室内に入れないと雨の時はどうしようもないので前室は欲しいですよね。


 オプションで、前室だけ付ける方法もあるにはあります。

 このように、前室だけとか、レインフライがオプションであったり、スノーフライと言って雪用のフライがオプションで用意されていたり、なかなか見ているだけで楽しいです。

 高額な物ですが、機能的には面白いテントだと思います。


 ヨーレイカライジングサン2です。

 キャンプオフで一目惚れして買ったテントです。

 ヨーレイカは山岳テントで有名で、造りがしっかりしています。


 独立した前室では、これぐらいが最低欲しいです。

 ちょっと、煮炊きをしたり、靴を履いたり、小さくても前室が有ると無いとじゃ全然違います。

 もしくはすっぱり割り切って、雨はタープを張るという手もありますよねぇ

 タープはタープで、しっかり建てるのもこつがあったりで、自立するテントに付いた前室が楽であることに変わりはありません。


 寝室の大きさが220x150cmですから、同じ大きさの前室が有るような物です。

 ここまで必要か?と問われると、ここまで要らないかなと思いますが、設営が楽なのでOKです。

 なんだろうなぁ、今はステイシーがとっても気に入っています。


 ご覧の通り余裕の広さですよねぇ、タンデムツーリングでも余裕です。

 換気窓も、3箇所にあって、まぁまぁかなぁ。

 夏の暑さは多分難しいと思いますが、ハイシーズンはキャンプしないので良いかなぁ。


 パニアケースなど3個のボックスを入れてもまだ余裕です、ソロツーリングではこれ以上は要らないでしょう。

 アーディンでも充分だったかも知れない。


■収納

 ただ問題は、収納です。52リットルのトップケースの約半分を占めてしまいます。(現行はもっとでかく重い)

 今は、他のキャンプ道具も少ないので、充分間に合ってますが、これが大きな積載が難しい小型バイクやオフロードバイクだと、ちょっと考え方を変えないといけないかなぁと思います。

 結局テント選びも、ケースバイケースであって、まずは自分のスタイルが決まらないと、それに合うテントも選べないと言うところかも知れません。

 ひとつ言えるのは、自分が気に入らないと旅も楽しくないって事。出来が悪くても愛着のわくテントはありますね。


 収納袋にも不満があり、自作しています。自作に関しては、こちらの記事を参考にして下さい

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