コールマンウルトラライトギア メンテナンス
コールマンのランタンをメンテナンスしてみます。
ピーク1の流れを汲む、フェザーランタンの旧モデル(226A749J 199602製)ですね。
もう10年以上前のモデルです。
もう1年ほど点火していませんでしたが、ジジジ、、、、ボボボ、、、、と言いながら、なんとか点火します。 ジェネレーターが暖まるまでは、明るさが安定しません。
まぁ、点火しちゃったのでなんですが、まずはポンピングが出来ない場合。 症状としては、ノブを2回転緩める、穴を塞いでポンピングしても、ちっとも圧力が上がらない、ポンピングがスムースじゃなかったり、何時までもスカスカな時は、ポンプカップの潤滑剤不足で密着性が悪い場合があります。 そんなときは、赤丸の穴からリュブリカントを数滴垂らして、スムーズに動くようにします。
コールマンのリュブリカントです。
穴から垂らします。
それでもまだスカスカする場合はポンプカップの変形・摩耗を疑います。 専用のレンチでひねります。
ロックを外して引き出します。
引き出しました。
ポンプカップに変形や摩耗が有れば交換します。
このプッシュナットは、外すのに先の細いラジオペンチが要ります。 このように3つの爪が、抜け落ちないように溝にはまっていますので、そこを捻って溝から外します。 変形しちゃったら交換か修正してはめ込んで下さい。 通常、押し込むだけでパチンと留まる物なんですが。
ポンプカップの密着が悪いだけなら、直接リュブリカントを塗っても効果有ります。
そうではなくて、ポンプを抵抗はある(圧は感じる)けど、圧が上がらず押し戻されるように感じる場合があります。 ポンプの先にはチェックバルブがあります。 見えているのはエアーステムです。
チェックバルブにエアーステムが刺さっている状態です、緩めてエアーステムを取り外します。
奥に見えるのがチェックバルブ(ワンウェイバルブ)です、何やら必要以上の力で締められてマスねぇ、少し変形してます。 大いなるアメリカのなせる技?。
チェックバルブを外すにはこういった専用のレンチが必要です。
なかなか外れません、工場で締めすぎですねぇ。 かなり力がいりました、サイズの合わないマイナスドライバーでやるととんでも無いことになると思います。
取り外したチェックバルブ、エアーステムです
構造はこんな感じです。 ボールがバルブの役目をします、内圧が上がるとボールは外に出ようとして穴を塞ぎます、それでタンク内に入った空気が漏れなくなるわけです。 それが、古いリュブリカントが固まったり、ボールが固着したりして、穴がふさがらない場合がありそうなるとタンクの内圧が上がらず、スプリングを押しているような感じになります。 クリーナーでこのボールの固着を洗浄してやると復活する場合がありますが、直らない場合は新品に交換します。
これは、チェックバルブを外した状態の、タンク側です。
続いてジェネレーターの交換です。 ここまでは工具も何も要りません。
この真ん中のボルトの頭がインチサイズです、約11mmぐらいですが、いい加減なスパナを使うと舐めますので注意して下さい。
バーナーフレームを裏から見たところです。 赤丸で囲ったところが空気取り入れ口です、虫などが入って塞いでいないかチェックします。
ジェネレーターの袋ナットもインチサイズです1/2(約12,7mm)のレンチが必要です。 ジェネレーターを外すときには、中にクリーニングニードル用のフックがありますので引っ掛けたまま強く引っ張らないように注意します。
フックはこんな感じです、組み立てるときもこのフックがちゃんと穴に入っている状態でジェネレーターを固定して下さい。
これが、バルブを閉じた状態です。 フックを上に押し上げています。
こちらがバルブを全開にした状態です。 フックを下に引っ張っている状態です。
バルブを閉じている状態 クリーニングニードルがジェットの穴から突き出ています。
バルブを全開にした状態 クリーニングニードルがジェットの穴から引っ込んでいます。
ジェットを外すとクリーニングニードルがよく解ります。 ずいぶん汚れていますねぇ。折れやすいので不用意に触らないように。
正常に燃えるには、良い燃料の流れ、良い空気の流れ、適正な混合気です。 バイクのキャブレターとは違って、非常に単純ですから、メンテナンスは比較的簡単ではあります。 でも、ガソリンを扱うので、構造などを良く理解していない方はショップで修理して貰った方が安全ですね。 火事になったら、修理代より高くつきますから。 分解図 Item# Part # Description 1 226-4871 VENTILATOR ASSY. 2 5133-0481 GLOBE 3 226-4211 BAIL 4 222-3265 BURNER FRAME 5 20A104 MANTLES #20 Tiestyle, 2PK 6 3000000454 FILLER CAP 7 226-1611 FOUNT ASSY. 8 400E5201 PUMP PLUNGER PLASTIC 9 222A6565 VALVE LESS GENERATOR 10 226-4941 LTN. KNOB & SCREW 11 226-2991 GENERATOR 12 229-5811 Dual Fuel? Lantern Maintenance Kit 13 226A5611 SERVICE PARTS KIT 14 400-6381 CK VLV&STEM 20 216-1091 NEOPRENE PUMP CUP 21 242-1071 PUSH ON NUT 99 200K2251 Pump Lube また書き込もうって、励みになります。 すいません、↓プチッとお願いしますm(_ _)m。
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もう1年ほど点火していませんでしたが、ジジジ、、、、ボボボ、、、、と言いながら、なんとか点火します。 ジェネレーターが暖まるまでは、明るさが安定しません。
まぁ、点火しちゃったのでなんですが、まずはポンピングが出来ない場合。 症状としては、ノブを2回転緩める、穴を塞いでポンピングしても、ちっとも圧力が上がらない、ポンピングがスムースじゃなかったり、何時までもスカスカな時は、ポンプカップの潤滑剤不足で密着性が悪い場合があります。 そんなときは、赤丸の穴からリュブリカントを数滴垂らして、スムーズに動くようにします。
コールマンのリュブリカントです。
穴から垂らします。
それでもまだスカスカする場合はポンプカップの変形・摩耗を疑います。 専用のレンチでひねります。
ロックを外して引き出します。
引き出しました。
ポンプカップに変形や摩耗が有れば交換します。
このプッシュナットは、外すのに先の細いラジオペンチが要ります。 このように3つの爪が、抜け落ちないように溝にはまっていますので、そこを捻って溝から外します。 変形しちゃったら交換か修正してはめ込んで下さい。 通常、押し込むだけでパチンと留まる物なんですが。
ポンプカップの密着が悪いだけなら、直接リュブリカントを塗っても効果有ります。
そうではなくて、ポンプを抵抗はある(圧は感じる)けど、圧が上がらず押し戻されるように感じる場合があります。 ポンプの先にはチェックバルブがあります。 見えているのはエアーステムです。
チェックバルブにエアーステムが刺さっている状態です、緩めてエアーステムを取り外します。
奥に見えるのがチェックバルブ(ワンウェイバルブ)です、何やら必要以上の力で締められてマスねぇ、少し変形してます。 大いなるアメリカのなせる技?。
チェックバルブを外すにはこういった専用のレンチが必要です。
なかなか外れません、工場で締めすぎですねぇ。 かなり力がいりました、サイズの合わないマイナスドライバーでやるととんでも無いことになると思います。
取り外したチェックバルブ、エアーステムです
構造はこんな感じです。 ボールがバルブの役目をします、内圧が上がるとボールは外に出ようとして穴を塞ぎます、それでタンク内に入った空気が漏れなくなるわけです。 それが、古いリュブリカントが固まったり、ボールが固着したりして、穴がふさがらない場合がありそうなるとタンクの内圧が上がらず、スプリングを押しているような感じになります。 クリーナーでこのボールの固着を洗浄してやると復活する場合がありますが、直らない場合は新品に交換します。
これは、チェックバルブを外した状態の、タンク側です。
続いてジェネレーターの交換です。 ここまでは工具も何も要りません。
この真ん中のボルトの頭がインチサイズです、約11mmぐらいですが、いい加減なスパナを使うと舐めますので注意して下さい。
バーナーフレームを裏から見たところです。 赤丸で囲ったところが空気取り入れ口です、虫などが入って塞いでいないかチェックします。
ジェネレーターの袋ナットもインチサイズです1/2(約12,7mm)のレンチが必要です。 ジェネレーターを外すときには、中にクリーニングニードル用のフックがありますので引っ掛けたまま強く引っ張らないように注意します。
フックはこんな感じです、組み立てるときもこのフックがちゃんと穴に入っている状態でジェネレーターを固定して下さい。
これが、バルブを閉じた状態です。 フックを上に押し上げています。
こちらがバルブを全開にした状態です。 フックを下に引っ張っている状態です。
バルブを閉じている状態 クリーニングニードルがジェットの穴から突き出ています。
バルブを全開にした状態 クリーニングニードルがジェットの穴から引っ込んでいます。
ジェットを外すとクリーニングニードルがよく解ります。 ずいぶん汚れていますねぇ。折れやすいので不用意に触らないように。
正常に燃えるには、良い燃料の流れ、良い空気の流れ、適正な混合気です。 バイクのキャブレターとは違って、非常に単純ですから、メンテナンスは比較的簡単ではあります。 でも、ガソリンを扱うので、構造などを良く理解していない方はショップで修理して貰った方が安全ですね。 火事になったら、修理代より高くつきますから。 分解図 Item# Part # Description 1 226-4871 VENTILATOR ASSY. 2 5133-0481 GLOBE 3 226-4211 BAIL 4 222-3265 BURNER FRAME 5 20A104 MANTLES #20 Tiestyle, 2PK 6 3000000454 FILLER CAP 7 226-1611 FOUNT ASSY. 8 400E5201 PUMP PLUNGER PLASTIC 9 222A6565 VALVE LESS GENERATOR 10 226-4941 LTN. KNOB & SCREW 11 226-2991 GENERATOR 12 229-5811 Dual Fuel? Lantern Maintenance Kit 13 226A5611 SERVICE PARTS KIT 14 400-6381 CK VLV&STEM 20 216-1091 NEOPRENE PUMP CUP 21 242-1071 PUSH ON NUT 99 200K2251 Pump Lube また書き込もうって、励みになります。 すいません、↓プチッとお願いしますm(_ _)m。
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