ライダーの思いつき

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オートの落とし穴

 先日の記事が、興味持たれないかと思いましたが、思いの外アクセスを頂きまして驚いております。コメントは少ないですが、、、、、(^^;)。  で、、、今のデジカメは、ホントに良く出来ています。内蔵されたプログラムもとても賢く働いています。  どうでしょう?。大凡8割以上(あるいはもっと?)は、オートのままで満足出来て居るんじゃないでしょうか?。  でも時々、、、、、  「あっれ〜〜〜?、ちゃんと撮れてないじゃん」  て、事もあるのも事実です。  そこで、  「ダメじゃんこのカメラ!、性能悪!」  って、言っちゃうと、カメラが可哀想です。  先日の記事のISOの選択もその一つです。  人間の目というのは良く出来たカメラよりも、ある意味、高性能なんです。  燦々と輝く太陽の下でも、蛍の光窓の雪明かりだって本が読めるんです、、、、、、、蛍の光は無理かも(^^;)。  そんな感覚で、ちょっと暗めの雰囲気のあるホテルのバーなどで友達と並んで撮ったりすると、シャッタースピードがストロボ使っても1/15秒とか、1/8秒とかになって手ブレしちゃったり、、、、、。  そう言えば、以前にりるっちさんにEOSKISS_X2の250mmのテレ端でどれぐらい手ブレ補正が効くのか実際にやって貰ったことが有りますが、、、、その節は有り難う御座いましたm(__)m。  デジイチの手ブレ補正を持ってしても1/8秒が限度のようでした、勿論持ち方が悪かったり、脇が締まってなければもっと速いスピードから手ぶれは起きます。  余談ですが、、、、、私の場合昔の、まだ腕力もそこそこ有ったときに、当然手ブレ補正無しのフィルムカメラでは50mmレンズで1/30秒、135mmレンズでは1/60秒が限界でした。  まぁ、私を含めしっかり訓練していなければ、手ブレ補正が効いても、1/30秒辺りまでしか、シャッタースピードは落とせ無いという感じじゃないでしょうか?。  で、元の話しに戻ります。  適正露出で撮ろうとした場合、太陽光の下の明るい場合、シャッタースピードも、絞りも、ISOもかなりの幅で自由に選べます。それは、明るく撮ろうとしなくても、充分な明るさが有るからです。  充分の明るさが有れば、ISOをわざわざ上げる必要はないわけで、一番綺麗に撮れる状態(ISOを100)に固定したままが可能です。  この条件下で行われる、プログラムオートは、アマチュアがあれこれいじっているよりは良い結果なんだと思います。  しかし、室内、暗がり、悪天候などで充分の明るさがない場合、オートのままだとどうなるか?。  より光を取り入れようと、絞りを開放にする、それでも光が足りないとおそらく手ブレが起きないだろうギリギリまでシャッタースピードを遅くする、それでもまだ光が足りないと判断するとISOを上げて行くわけです。(機種・プログラムによっては、手ブレするまでスピードを落とす場合もあるかも?)  そこで、設定の変更を考えるわけです、  動かない被写体の場合、シャッタースピードは三脚を使うことでうんと遅くできるので、ISOは変化しないように固定するわけですね。  これをしない場合、大事な大事な子供の発表会など、、、、、撮れてはいるのに、荒れ荒れの粒状感バッチリの写真だったりして家族に激しく攻められたり、、、、、、(ToT)。  でもね、A3プリンタとか無ければ4つ切りとかに引き延ばさないから、ISOは400でも良いわけだし、レンズと撮像素子がコンデジより数段上のデジイチなら、2LプリントならISO800でも我慢できたりします。  もうこの辺まで来ると後は好みです、最高の状態で記録したいからISOは100に固定、ファイルサイズも最大のスーパーFINEに、、、、私はしています。その代わり手ブレの心配も抱えることになるし、メディアによっては書き込みが遅くて次を撮るのが遅くなったりとかの弊害もあったりして、、、、、。  最後に、絞り、シャッタースピード、ISOの明るさの定義を、、、、、。  絞りがF1.4、F2、2.8、4、5.6、8、11、16、22と刻まれているとして、ひとつひとつをで表します。  f/22より1段開いたf/16は、2倍の明るさになります。2段開いたf/11は、f/22に比べて4倍の明るさになります。  シャッタスピードもこの考えで、1/2、1/4、1/8、1/16、1/30、1/60、1/125、1/250と、露光時間が倍になるように刻まれていると思いますが、、、、、、デジカメは絞り、ISOを含めおかしな数字で表されることがありますよねぇ、、、、、、Exif見ると(^^;)。  ISOは、100、200、400、800、1600、3200、6400、12800となっている場合、ひとつ上げるたび2倍ずつ感度が上がります。  なので、ISO6400はISO100の64倍の感度と考えると判りますね。ISO1600は、ISO100の16倍の感度ですから、16倍も無理くり感度を上げれば結果が粗い画像になるのもしょうがないですかねぇ?。  これを踏まえて  仮に絞りf/2.8で1/250秒が適正露出の場合、絞りをf/4にしたらシャッタースピードは1/125秒、f/5.6なら1/60秒とすることで同じ明るさの写真を撮ることができる訳です。  これを覚えておくと、レンズが開放(最大に明るく)しても、f/5.6の場合、シャッタースピードを1/125秒で同じ明るさに撮りたければISOを200に、1/250秒ならISO400にすれば良いわけです。  ところで、何故同じ明るさなのに、絞りやシャッタースピードを変える必要があるの?  と思われる方も見えると思いますが、それは以前に書いた記事「レンズ」の、F値による被写界深度の違いを使って、狙った範囲にピントを持っていきたい場合に有効になるからです。  それと、動きのある被写体を止まった状態に撮ったり、水の流れを連続的に表現するためにシャッタースピードを変えるためでもあります。  ISOで言えば、画像は荒れ荒れでも、暗がりのおねーちゃんをカメラに残したい場合はISOを上げればよいわけですねぇ。 (ISOを1段高めると、画像は粗くなりますが、赤枠を一段下げることが出来ます。)  このように、レンズの明るさでも、適正露出で撮れる範囲が違ってきます。単焦点50mm/F:1.4の明るいレンズなら、ISO100のクオリティで範囲が多くなります。  暗いレンズでは、速いシャッタースピードで撮りたい場合はISOを上げ無ければいけない場面も多くなると言うことです。あちこちで、明るいレンズが欲しくなると言ってたのはこのためでもあります。  おさらいすると、 ◆絞り優先は、風景やスナップで被写界深度を変えたくない時など ◆シャッタースピード優先は、動きのある物や手持ちで手ブレを防止したい時など  に、良いんじゃないかなぁ。 【一部追記】2010/10/22  あとですねぇ、、、、、、、、、AEやAFをマルチで設定したり、中央重点にしたり、スポットにしたり、、、、、、これもミスを呼ぶんですが、、、、、、、これはまた気が向いたら。
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