ライダーの思いつき

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取り外したベアリング−2

 恒例の、、、、、恒例か?、、、、(^^;)。  また、パーツクリーナー半分使っちゃいました。  今回は47mmだけ。40mmまでやる元気はなかった。有機溶剤だからねぇ、きついのです。  今回は、ちょっとガタがありました。新品と比べると、、、、ですが。はまっている時は感じなかったけど、外してみると分かる感じです。  ちなみに、、、新しいベアリングはガタは感じず、ハブにはめてみたら動きが少し固くなりました。  はめると少し締まるみたいです。動力が掛かる部分ですからねぇ、ベアリング自体に隙間を作っているんですねぇ。先日のC3隙間も噂だけではないですねぇ。通常の隙間のベアリングだと焼き付くでしょうから、、、、たぶん(^^;)。  リテーナーはリベット止めなので、、、、、、、今回は外しません。  内径が同じで外径だけが違うので、ホントはボールの差を見てみたいんですが、、、、(^^;)。  ところで、ジェベリスト777さんより、アストロのベアリングプーラーの耐久性が悪いとのコメントを頂きました。  自動車工具の商社というと、バンザイとかANZENとか大手が有りますが、そこのカタログに載っているSSTのメーカーが日平機器とか江東産業(KOTO)、最近では林精鋼(ハスコー)になるでしょうか。先の記事でも書きましたホンダのSSTを作っている興和精機もそうですね。  そこで作られるSSTはいわゆるプロ用で、簡単にへたってしまってはクレームの嵐になるので、作りはしっかりしてますねぇ。  その分とてもお高い、、、、、ハスコーに至っては、とても貧乏ド素人が手を出す価格ではありません。良いのは知ってますがねぇ(^^;)。  工具鋼って言うのは、その合金の配合は門外不出とか言われてて、製鋼会社からオーダーに応じて供給されるとか。  鉄なんて硬けりゃ良いでしょと思うかも知れませんが、鋼はいくらでも硬く出来るんですが、硬くすると割れ易いんです、グッと力を入れて使う工具だけに、割れると非常に危ないんです、大けがにも繋がります。  なら、割れないように、柔らかくすると、、、、、へたるんです(^^;)。  鋼材の他に、焼き入れ強度も大事なんですねぇ。どの程度の焼き入れでどの程度の焼き戻しで必要な強度と粘りを出すか、この辺が有名メーカーの企業秘密でも有るんですねぇ。  で、今回の台湾製だか中国製の工具を買うか買わないかの決め方です。  まぁ、私の場合ですけど、、、、(^^;)。(安い工具は大体製造元一緒です。)  そこそこ繁盛しているバイク屋で、ホイールベアリングの交換作業頻度がどれぐらい有るのかわかりませんが、仮に週に1台として年間50台程度、アタッチメントの耐久性が600回でアウトとなるとします。フロント・リアの左右換えるから150台分として3年で消耗するとします。  あくまでも仮定ですけどね、、、、、(^^;)。  これを素人が、自己保有のバイクを3万キロ毎に交換するとして、1年で3万キロはきついかな?。まぁ、それぐらい走るとして、年1回ですよねぇ。2台を順に換えるとしたら、、、、年に6万キロ乗らないなら、1台ですよね。  人生50年バイクに乗り続けるとして、50台分以上持てば良いかなぁって。耐久性が1/3でも一生使えるかなって(^^;)。  私のバイク人生あと20年もないだろうし、、、、、。あと1回やれば金額的な元は取れるし(^^;)。  って、全く使えなきゃどうしようもないかなぁって所だけど十分使えるし。  さて、それでは検証していきましょうか。  通常セットから、少し爪の部分を飛び出させてます。  このわずかな出っ張りを引っかけて打ち込まれたベアリングを引き抜くわけです。  いわば、この爪がベアリングプーラーの命です。  柔らかければ、へたってなめてしまうし、硬すぎれば割れてしまいます。
 セットした所を計ると、、、、、  18mm、、、、おぉ  1mm径が増えただけで引っ張ってるんですねぇ。  爪が引っかかってる部分は、0.5mmってこと。
 左が、今回4個のベアリングを外した17mmのチャック  真ん中は、、、、、以前買った15mmチャック、、、、倒立になる前のフロント用ですねぇ、今は17mmだから間違えて発注しちゃったみたい(^^;)まぁ、いいかぁ。  右はセットの15mm、真ん中とちょっと形状が違います。進化しているのかな?。  4回使ってみて、黒染め(塗装)はハゲてますが、形状に変化はないようです。  お互いをぶつけ合うと、ずいぶん硬いのが分かります。爪の広げたり戻したりで金属疲労による割れは有るかも知れないですねぇ。  50台分(いつ頃?)までもつかなぁ?、、、、、、(^^;)。 【追記】2011/09/20  結局40mmの外したベアリングも綺麗にしました、、、、(^^;)物好き。  こうやって3つ並べると、ベアリングの大きさが全然違いますねぇ。内径17mmで外径が違うのだから当たり前ですが、数も違います。  フロント用の35mmは10個、リア右用の40mmは8個、リア左用の47mmは7個となってます。  都合、フロントはこの小さなベアリング20個で支えられていて、リアは15個のベアリングで支えられているわけですねぇ。  メーカーの設計だから力配分は考えられているのでしょうが、林道を走り、思いっきり駆動力をかけて、ブレーキだって結構な力でしょう、タフでなければ持ちませんよねぇ。  さて、昨日の続き、プロの生産性と、ド素人の採算性で考えますと、、、。  ホイールベアリングの交換工賃を、標準作業時間で見ると1個0.5時間、2個で0.6時間となります。  そのバイク屋のレバレート(標準作業時間工賃)7,000円とすると4,200円となり、前後で8,400円。 ・部品代の利益は除外として、考えると売り上げは8,400円。 ・作業員の時給を1,500円として1.2時間で1,800円、工具全体の1回分の費用を約80,000円÷150台=約530円。 ・その他地代とかテナント代とか光熱費・雑費等は無視して考えますが実際はそれも掛かっています。 ・8,400−(1,800+530)=7,682 と言うことで、この作業の粗利は7,682円と言うことになります。 ・おぉ、結構儲けてるなぁじゃ無くって、SSTが合計で8万円したって、1回分の費用は知れているって事です。  これが、商売では無くって、ド素人が高い工具を買った場合の採算性を考えます。  前の耐久性の計算は、凄く長距離を走る人がセミプロみたいに作業をする場合で考えてますが、どうでしょう?、実走行は年間1万キロぐらいですか?、まぁ、1万キロとしましょう、3万キロで換えない場合もあるけれど大事をとって定期交換するとしましょう。 ・16〜66歳までバイクに乗るとして、50年間で新車を乗り継ぐなら、3年に一度で16回交換作業をします。   (私の場合はあと3回ぐらいかなぁ。) ・今回の工具代の合計が約17,000円なので、17,000÷16=約1,100円 (÷4=4,250円)  ・8万円の工具を買うとしたら、80,000÷16=5,000円 (÷4=20,000円) ・作業をバイク屋に依頼したとして、差額は16回使うとして8,400−1,100=7,300円 ・おぉ、儲けたなと思うかなぁ。作業に対する自己責任はありますからねぇ。 ・高級工具を使うとして、8,400−5,000=3,400円、今からこのぐらい使う人には採算は取れる訳です。  で、、、、私の場合は、採算の取れる金額と言うと、高級工具は無理と判断するわけですねぇ。欲しいけどねぇ。 純正部品セール また書き込もうって、励みになります。 すいません、↓プチッとお願いしますm(_ _)m。 人気ブログランキングへ