ライダーの思いつき

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負圧式ワンマンブレーキブリーダー

 来年2月のハイゼットカーゴの整備が続いています。  本日は、スタッドレスタイヤに交換のために、タイヤを外したついでに、ブレーキフルードの交換をします。  前回は、嫁はんに手伝ってもらいましたが、今回はワンマンブリーダーなるものを利用しようと手に入れました。  ネットの評判を見ると、良いやら悪いやらよくわからない、エアーを送ってタンクから空気を吸いだしてその負圧をブレーキフルードを吸い出すことに利用しましょうというのがこの手の仕組みです。  その仕組みは、キャブレターがガソリンを吸い上げるのと同じです。詳しくはベルヌーイの定理を参照してください(高校の物理で習うと思います)。  通り道を少し狭くすることで、エアーの流速が上がります、それによって負圧が起こることを利用したものです。  ネット通販で手に入れました。  8,000円+消費税ですから、まぁ、だまされたと思って買ってみました。  1リットルの補給用タンクもついての値段ですからねぇ、、、、  騙されてもいいかなぁって、、、、  絶えず負圧が効いているので、逆流防止器は必要ありません。多分、、、(^^;)。
 造りはしっかりしているんじゃないでしょうか?。  ストレートのと似てるなぁ。

 
 上のレバーを下に押し込むと、エアーが流れるようです。  真ん中が細くなっていて、それが負圧を作り出しているんですねぇ。
 シリコンホースの差し込みはカプラー式でかなりしっかりしていますよ。  カチッとはまります。
 ゴムアダプターは、ブリーダープラグにしっかりはまります。  これ抜けにくくて良いと思います。
 ネットで仕入れた情報から、ちょっとばかり改造してみます。  1/4プラグを取り外します、、、  外れない、むちゃくちゃ堅く締まった上にねじロックも超強力。  無理くり力技で外しました。
 もともとついていたものにも小さな穴が有り、流量の調整はしているようです、調整器は要らなかったかなぁ?
 この穴が、、、、
 つまみを回すことで、通り道を狭くして流量を調整します。
 この千代田通商の調整器はプラグと一体設計なので場所を取りません。  このプラグを選んだのは、本体>流量調整器>プラグとなると重くなって不安定になると思ったからです。


 それほど頭でっかちにはならなくて、これで充分自立しておりました。
 絵にするとこんな感じです。  流速が早くなることでタンク内から吸い出そうとする力が働き、負圧が発生します。  そのタンクにつながったチューブがブリーダープラグからブレーキフルードを吸い出すわけです。  ただ、その負圧がそれほど吸うかなぁと思ったこともあって、まぁ騙されたと思ってと言う事で、、、、
長い前置きでどうもスイマセン、さて作業にかかります。  せっかくブレーキキャリパーが見えるので、ちょこちょこと。  パッドは以前交換したので、残量は7mm以上有ります。  この先の車検でも大丈夫そうですねぇ。
 左側のブレーキパッドも同じです。  変な減り方もしていないし、ブレーキフルードの漏れもありません。
 分解して、掃除して、可動部にブレーキグリスを縫って組み付けます。  ブレーキシューも同じく掃除しました。  ブレーキシューは、交換してからほとんど減っていませんでした、表面が削れた程度。  よって写真撮り忘れ、、、、
 マスターシリンダーのリザーバータンクからフルードを抜き取りました、ちょっと汚れてるかなぁ?。  約100?ぐらい入るんだなぁ。
 今回、供給用タンクを利用するので、受け皿を外します。
 なんとか固定できました、1リットルタンクはでかいのでダメかなぁと思ったのですが、絶妙の形でした。  500?を入れています、結果的には50?ぐらい残った程度です。

使用フルードはこれ


 ブリーダープラグのねじ山のすき間から大気を吸い込むので、塗ってみたのですが、あまり効果がありませんでした、もっと堅いグリスが良いのかなぁ。
 こんな感じでつなぎます。  メガネレンチは、KTCの抜け止めを使います。  普通のメガネレンチだと、ナット部分から滑り落ちて、空回りになるので、これとっても便利です。  このねじ部に、グリスを塗ってみましたが、もっとごてごてに塗らないと空気が入り込むみたいです、何かゴムバンドみたいなものを巻き付けた方が良いのかなぁ?。  あ、ちなみに、大して効果が無かったのでグリス掃除しています。


 余談ですが、チューブの先が汚れないように、外しているときは、ここに突っ込んでおくと良さげです。
 動画を撮ってみましたので、貼ってみます。  画像が荒くて見にくいですが、流量調整することで、なんとか流れが見えるところがあります。  見えるんですが、吸い出す量がすっごく遅いし、ねじ山から吸い込む大気はなくならず、負圧式で吸い出すというのはあまり現実的ではありませんねぇ。  ただ、邪道かもしれませんが、負圧が発生しているので、逆流はしないし、吸い出す量が少ないのも利用できるから、足で踏んでみました1回踏み込んで様子を見てフルードの流れがきれいになったら停めるという具合にしてみました。  これなら使えますねぇ。  試運転しましたが、ブレーキの効きが特によくなった感じはしないですねぇ。変わらないです。  ちゃんと出来ているのかなぁ。スポンジーな感じはないので、OKでしょう。  とりあえず、、、終了。  (後日、通勤に使ったところ、やっぱり変化有ります、踏んだ時のダイレクト感が上がってました、いつも使っている道なのでよくわかりました。)  【追記】2016/11/07  昨日に続いて、ムーヴもブレーキフルードの交換をしました。  ムーヴは簡単にフルードタンクのストレーナーが外れないので、古いフルードが抜き取れません、ストレーナーのスペア用意して無理やり外す方が良いのかもしれません。  とはいえそのスペアが無いので、今回はブリーダーバルブからタンクの半分ぐらいMINの下ぐらいまで抜いてから、新しいフルードを入れてフルードの交換をしていこうと思います。  これは、古いフルードと新しいフルードが半分半分から始めるので、全部交換したぐらいでほぼタンク内のみ新品という感じですねぇ。ラインには混合フルードになるので、あまりお勧めできない方法ですが。  ブリーダープラグのねじ山部分にしっかりシリコングリスを塗りつけてみた感じです。  流量調整器で、半分ぐらい絞った状態で使っています、フルオープンにするとしずくがピュンピュン飛んでいるだけで吸っている感じじゃありません。  この空気は、チューブの先のキャップのすき間のように思います。  それにしても遅い。  負圧を発生させた状態で、試しにブレーキペダルを1回だけ踏み込んでみました。  気泡なしのフルードが流れるのがわかります、それと左端のチューブを見ていても気泡が逆流する様子もないので、ワンマンブリーダーに吸わせた状態で、足でブレーキペダルを数回踏むという作業でよいと思います。  今回ムーヴもその方法で行いました。  フルード供給器がムーヴには狭くて使えないので、フルードタンクの減りが心配でしたがそれもこの動画で解決します。  1分以上使用しても、1mmも減りません。  ブレーキペダルを5〜6回踏んでも2~3mmほどしか下がりません、前・後・左・右の一つずつフルードを抜くたびに、フルードタンクを満タンにする感じで充分です。  ちなみに、ワンマンブリーダーがおかしいのかもと洗浄を兼ねて、2リットルのペットボトル内の水を吸ってみました、粘度の違いはあれ、1分もかからずに吸ってしまいました。  負圧を発生させて吸うために、ブリーダープラグ(バルブ)のねじ部、プラグ(バルブ)キャップのすき間、その隙間から大気を吸ってしまうのはしようがないかも知れません。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

エアーブレーキブリーダー STRAIGHT/15-761 (STRAIGHT/ストレート)
価格:12750円(税込、送料無料) (2017/11/5時点)

リンク先の安いブリーダーが取り扱いなくなったようです。 形からしてこれと同等品と思われるし、ストレートなので私が買ったものよりは安心かな?わかりませんが。

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