パイロットベアリングプーラー
全く持ってどこへも行けない日々が続いております。
最近の休日は某SNSで書き込みながら時間を潰しております。
そんな中から、少しバイクのホイールベアリング交換用の工具を書いてみます。 XR250で、四国の剣山スーパー林道も走ってみました、今年も少しは走りたい、、、、、、が、タイヤを替える小遣いが貯まらない(^^;)。
そんなことはおいといて、ダートを走れば、足まわり、ホイールベアリングも少しは痛むだろうと思い、交換するにはと考え記事を作ってみます。
ホイールベアリングは、図のようにディスタンスカラー(赤色部分)を挟む形で左右から圧入されているので、どちらかから押し出すことが出来ません。
下図のように、片側でも外れれば治具で押し出すことが出来るのですが、、、、、。
パイロットベアリングプーラーセット こんな工具があります。
パイロットベアリングというのは、自動車のクラッチ部分のフライホイールに取り付けられて、ミッションからのシャフトが入るところの部品です。
図のように、裏からは何も入りませんから、手前に引き出すしかない状態です。
上のプーラーはそんなベアリングを外す工具です。
チャックと内ネジを爪を開かない程度にセットして、ベアリングの穴に入れます。
内ネジを締め込んで、爪を開かせます。
爪がしっかり掛かっているのを確認したら、引き抜き作業にうつります。
櫓を組んで、長ボルトを内ネジ部分に出来るだけ深くねじ込みます。
長ボルトが共回りしないように6角レンチで固定します。
長ナット(緑矢印の部分)をスパナで回していくと、長ボルトが引っ張られて、ベアリングが抜けていきます。
内側のリングに引っ掛けて引き抜きますから、ベアリングのボールに負担が掛かります、よって再利用は出来ませんので、気を付けて下さい。(交換するのに再利用する人は居ないと思うけど)
上のセットで買うと色々と使えて便利なんですが、、、、、(^^;)。
同じ物がアストロプロダクツに有ったので、15mmのチャックと内ネジだけ買ってきました。
(サイズ間違いでした、倒立サスは17mm)
こんな状態です。
反対側から、アクスルシャフトで押し出そうかなぁなんて、、、、、(^^;)。
(内緒ですが、建築用のアンカーボルトを使う強者も見えるようですよ)
また、はめるときは、外側のリング(アウターレース)に合わせた治具で押し込んで下さい。
内側のリング(インナーレース)に合わせた治具ではボールを傷めますから。
ボールを歪ませたら、折角変えたベアリングが不良品に成っちゃいますよ。
アウターレースの押し込みすぎにも注意して下さいね、目一杯叩き込むと、、、、。
内側からディスタンスカラーに押されて、折角新しくしたベアリングのボールが歪みます。
歪んだらアウトです。
インナーレースがディスタンスカラーに触れるか触れない程度に慎重にコツコツと、、、、(^^;)。
車種によって、左から先に打ち込むタイプと、右から先に打ち込むタイプと分かれます。
サービスマニュアルでご確認下さい。
【追記】2010/09/07
XR250の場合、左右でハブベアリングを打ち込む順番があります。
XR250(倒立サス)のフロントハブベアリングですが、スピードメーターギアの関係で右(R)のベアリングを止まるまで奥へ打ち込み、左(L)はディスタンスカラーにわずかに触れるぐらいで止めます。
ディスタンスカラーが左右に遊ぶようでは、アクスルを締めたときにベアリングが歪むので加減が大事です。
★車種によって、左右打ち込む順番が違うのでサービスマニュアルでご確認下さい★
XR250のリアハブベアリングは、チェーンラインの関係で、左(L)が先で止まるまで打ち込み、右(R)はディスタンスカラーに触れるぐらいで止めます。
ディスタンスカラーが左右に遊ぶようでは、アクスルを締めたときにベアリングが歪むので加減が大事です。
★上記売り切れの際はこちらから。★ |
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ボールベアリングの打込みに使用する工具です。
ボールベアリングの使用場所に応じて、ボールベアリングインナーレース打込用、ボールベアリングアウターレース打込用に分かれています。
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