ライダーの思いつき

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XR250 フロントホイールベアリング交換

 買っちゃいました。ベアリングプーラー!。  アストロプロダクツのセットです。  近くにお店がある方なら、10月7日からセールだそうです。15%offの8400円とか、、、、でも待てずに買っちゃいました(^^;)。  あぁ、散財、、、、おまけに固着したベアリング用に、、、、スライドハンマーも、、、、結局使わなかったけど。  元を取るために、仲の良いお友達に貸し出そうかしら(^^;)。
 フルセットです、以前、こちらの記事にも書きましたが17mmのアタッチメントだけ持っていましたから、XR250用はスペア用にもなり、買い足す必要もなくなりますねぇ。
 今回使うものはこれだけです。  SSTは値が張りますから丁寧に使いましょうねぇ。  SSTを貸してくれないバイク屋が多いのは、使い方知らなくて壊す人が多いからとか、割と近くのレンタルガレージでもタイヤチェンジャーとか貸してくれなくなったのも壊した人が居たからとネットに書かれてましたねぇ。
 トルクのかかるねじ部分と、摺動する部分にグリスをあらかじめ塗りましょう。  かじり防止ならやっぱりモリブデンかなぁと思い塗ってみました。  高速回転部分には塗らない方がよいですよ。グリスの失敗参照  普通のリチウムグリスで十分でしょうが、、、、、(^^;)。
 作業に掛かる前に、今まで書いてきたホイールベアリングの記事にリンクします。  何かの参考になると思いますので、読んでみて下さい、、、、、参考にならなかったらごめんなさい。  ●パイロットベアリングプーラー  ●ホイールベアリング  ●XR250 ホイールベアリング到着  早速、外していきましょう。  まずは、右側のダストシールから。  こちら側はスピードメーター用の部品があるのでそれを取るために、ダストシールを外します。  オイルシールリムーバーが無くても形状によっては、タイヤレバーでも外れます。
 クイッとすればほら簡単に外れます。  ダストシールの構造さえ分かっていれば、外し方も簡単に分かると思います。  右の赤い部分が鉄板ですから、そこに引っかける物が有れば外しやすいわけです。
 スピードメーター用のギアリテーナーを取り外します。  はめてあるだけですのでダストシールを外せば、ポロリと外せます。  再利用するので、パーツクリーナーで洗っておきます。
 17mm用チャックをはめ込みます。  キチキチですので先を少し狭めながら押し込まないと入りません、、、、、ピッタリすぎるのもちょっと辛いかも。  クイクイッと入れていくと少し抵抗が無くなる部分があります、そこがベアリングのインナーレースとディスタンスカラーとのわずかな隙間です。こちらの図の場所です。  この位置で先端の引っかかる部分を広げますのでこの位置を探るのは大事です。
 チャックの先を開かせるために、テーパーボルトを締め込んでいきます。  この辺の仕組みはこちらの記事で詳しく書いています。  締め込んで先端を開かせると、セット完了です。
 続いて、やぐらを組んでいきます。  銀色のナットを締め込んでいくことで、真上にベアリングを引き出す構造となります。  センターボルトをとも回りしないように6角レンチで動かないようにして、めがねレンチの方を回していくことで、チャックを上に引き上げる仕組みです。  動き出すまで少し力が要りましたが、動き出すとずるずると引き出されてきました。  さび付きなどで上がってこないようなときは、ねじ変換用のアダプターを使ってスライドハンマーで無理矢理引き抜くんですが、、、、、、、  あっさりと抜けていきます。
 アッという間に抜けてしまいました。
 内側の様子を見るとグリスが少し出てきていますねぇ。構造上錆びも少し発生しているようです。  やはりこの特殊なリテーナーについた樹脂がグリスの流れ出しを押さえているようです。  純正部品にしておいて良かったです。グリスも残っているしボール、レ−スに錆びもない、動きもスムースですから、まだまだ使える感じですねぇ、、、、まぁこれで当分換えなくて良いので精神衛生上は良かったと言うところでしょうか?。  何か、変に錆の多い車体だったので、色々と心配していたんですが、これで納得です。  ベアリングを外すと、ディスタンスカラーが見えます。
 ディスタンスカラーを外して、中を覗くと、左側のベアリングの内側がのぞけます。  グリスの流れ出しがわかりますねぇ。
 綺麗にしましょうねぇ。
 続いて左側ですが、こちら側はベアリングの外径とダストシールの外径がほぼ同じですので、ずぼらをして一緒に抜いちゃいましょう。  やぐらの足の乗せる部分が非常にタイトなので組み方が大変です。
 抜けました。  外したときにシール辺りにたっぷり塗っていたグリスがくっついちゃったようで見づらいですが、黄色のグリスがベアリングに最初から塗ってあったグリスです。  回転とともにはみ出してきています、樹脂付きリテーナーのおかげでそれも少ないようです。
 TONEの4S-26のソケットが外径35mm弱とベアリングにピッタリですのでこれを、ベアリングドライバーの変わりに使います。  当たる所が面取りしてあるために、位置がずれやすいのでハンマーで一発叩くたびに、きっちり位置を直します。  きっちりあたらないと、ベアリングのシールに当たって凹ましてしまいますから、細心の注意が必要です。  左がソケット、右が良くできたベアリングドライバー。  ソケットだと、ちょっとずれるとシールを痛めるけれど、ベアリングドライバーは横にずれないようにパイロットがついています。 ・ドライバハンドルA           07749-0010000 ・アウタドライバ 32x35mm           07746-0010100 ・アウタドライバ 37x40mm           07746-0010200 ・アウタドライバ 42x47mm           07746-0010300 ・パイロット 17mm                07746-0040400  SSTが欲しいなぁ。  左側を打ち込むときは、まず、ディスタンスカラーを忘れないように。  打ち込みはインナーレースがディスタンスカラーに当たる直前で止めます。  そこから、コツコツと少しずつ軽く打ち込み、ディスタンスカラーに軽く当たりディスタンスカラーがわずかに動くところで止めます。  打ち込みすぎるとベアリングを痛めますからご注意下さい。  今回はディスタンスカラーが動くけどちょっときつめになりました。アクスルシャフトで締め付けますから丁度良いぐらいかなぁ、、、、、、。  ダストシールを打ち込んで完了です。  あ、右側もちゃんとダストシール打ち込んでます。写真無いですが(^^;)。  細かったので小さなハンマーでコツコツと、、、、。
 ブレーキパッドは、まだ半分ぐらい有りますねぇ。  取り付ける前にダストシールのリップ部分にグリスがたっぷり塗れているか確認しましょう。
 アクスルシャフトを88N.mで締め付けます。   BAJAが74N.mですから、結構強い締め付けトルクですねぇ。
 ホルダのボルトを締める前に、フロントサスを数回ストロークさせます。  20N.mでホルダボルトを締めて完成。  フロントホイールを持ち上げた状態で、空転させてみます。  ブレーキパッドがシャラシャラと擦れた音がしますが手でブンと回して、5回転空転しますから大丈夫でしょう。  写真撮りながら約1時間ちょっと、リアはまた今度だなぁ、サイズの合うソケットがまだないし(^^;)。 【追記】2011/09/11  暑い中、25kmほど走ってきました。  、、、、、、何の変化も無し、、、、、、(^^;)。  まぁ、ベアリング自体がまだ使える物だったし、失敗したところもないし、、、、至って普通でした。  プラシーボ効果で、滑らかで加速が良くなった気が、、、、、、、、きっと気のせい(^^;)。

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