ライダーの思いつき

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ユーザー車検 番外 OBD診断

 ハイエースバンの12か月点検でも少し触れましたが、今年の10月から点検整備記録簿の様式が変わるそうです。  追突防止装置、電気自動車、自動運転などの普及で従来のブレーキとか排ガス規制とかじゃカバーしきれないほど点検しなければいけない項目が増えました。  重要保安部品の分解整備記録簿だけではどうしようもないぐらいコンピュータ制御が増えてしまってるんですねぇ。  機械的な整備が好きな私ですが、電気はチンプンカンプン、一応第2種と第1種の電気工事士の資格は取りましたが、それでも電気理論はさっぱり(^^;)。マァブンヤモチガウシ。  ずいぶん前から車載式故障診断装置の搭載は義務付けられていたのですが、それは自動車メーカー向けでユーザーは特に意識しなくても良かったわけです。  ところが電子制御で動かしている自動車がどこかが故障しても、もはや目視や簡易テスターでは判断は難しい。  いたるところにたくさんついたセンサーから集められる情報をECUが記録しています。その情報を読み出すものがOBD診断機です。  そこで、重要保安部品の分解整備と言うくくりが無くなり、これらの点検整備を含め「特定整備」と呼ぶようになります。  この新しく決められた特定整備に「車載式故障診断装置(OBD診断)」による点検の項目が追加されるよう?です、まだ不明。  国土交通省資料   車載式故障診断装置(OBD:On-board diagnostics)  ◆車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方について(中間とりまとめ)  ◆車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方について(最終報告書)    コレを見ると検査対象は今年(2021年10月1日以降)の新車からであり、検査実施は2024年(輸入車は2025年)以降の様ですね。 【追記】2021/10/29  10月に入って色々とネットに情報が出て来ました。  信頼のおける情報としてはこの記事でも紹介した森本モータースさんのYOUTUBEチャンネルにも新しい動画が上がっています。  >10月から始まった「OBD点検」をご存知ですか?  詳しくは上記動画をご覧ください。 【追記終わり】  少し話が変わりますが、  ずいぶん前から搭載されているABS装着車のユニット内のエア抜きはこの診断機で操作しながらしないとエア抜きが出来ません。  (ABSを作動させずにそれ以外の回路だけのフルード交換は出来ます)  またプリウスなどのハイブリッド車フットブレーキが直接油圧を発生しません。電気ポンプが油圧を制御しています、よってエア抜きも特殊になります。この辺はこちらの記事の終わりの方で説明しています、リンク先の森本モータースさんの動画も見て下さいね。  で、いくらぐらいするのかなぁ?と調べてみたら、デンソーのが数十万円するらしい、日立が30万円ほど、、、素人には無理。  すっかり諦めていた所、、、とあるモータースのお兄ちゃんがスナップオンの小型の診断機をいじっていた、聞いてみると「エラーコードの表示(読みだし)とキャンセルは出来る」らしい(ABSのエア抜き操作などは無理)。  そこから数年するとストレートでも一万円前後で似たようなものが売り出されていた、それを買うかなぁと思っていたんですねぇ。  でもまぁ今すぐ要るモノじゃないしと、、、  そんな時、以前紹介したまーさんガレージ旧型コペンのアイドル不良の動画が上がってました。  そこではスマホアプリで「エラーの読み込み」が出来るとやってました、最初は出来ずにドタバタしていたのですが色々とアドバイスされる方の情報が素晴らしくOBD2コネクタに繋ぐドングルに種類が有り役に立たないものが出回っていると、、、詳しくは動画のコメントを見てね。  前置きがすごく長くなりましたが、そのドングルが届きました。  Amazonでベストセラー1位だったものです。  (今購入歴を見るとデザインもメーカー名も変わってました。Amazonいい加減すぎ!)  下にリンク張っておきます。  ECUと通信が出来るチップがELM327でそのバージョンが2種類(Ver.1.5とVer.2.1)出回っているそうです。  こちらは正常に通信が可能と言われているVer.1.5になります。  取説は中華製らしく8ページありますが同じ内容が表裏、、、それも超小さい画と文字で老眼では読めない(^^;)。
 ハイエースバンのOBD2コネクタの場所です。  ブレーキペダルの真上、右に給油口とボンネットのオープナーが見えるからわかると思いますが。
 こちらはムーヴです。  コネクタの位置はパーキングブレーキペダルの上あたりになります。
 手順を間違えると「通信が出来ない」となることが多いようです。  先ずは差し込みます、するとランプが点灯します。  この時点ではOBD診断アプリは立ち上げない様にします。
 今回購入したものは「Bluetooth対応」です。  Androidスマホ(私はタブレット)とペアリングしてやります。  このペアリングを先にしないとアプリは自動接続しようとするので、他にペアリングされているBluetooth機器に繋ごうと頑張ってつなげず、、、結局これじゃないヨ!と怒るようです(^^;)。  OBDIIを選びパスワードを入れます。「1234」かダメなら「0000」らしいです。  iPhoneには対応していないようです。
【追記】2022/02/20  タブレットスマホ)によって違いがあるかも知れませんが、一度ペアリングすると次回からは自動でペアリング出来ます。  ドングルをコネクターに刺し  電源が入ったことを確認してから、  タブレットを起動すると「接続済み」になります。 【追記終わり】
 OBD診断アプリを立ち上げます。  先の動画のコメントで紹介の有ったCar Scannerにしました。  ここの説明にもドングルのELM327のVer.2.1は問題を起こすと書かれています。  他にもアプリは有りますがよくわからないので当分これだけで遊んでみます。  色々といじりたいのをグッと堪えてまずは赤丸の設定画面に切替えます。
 先ずは「接続」の設定。  スマホとドングルのペアリングが済んでいても、このアプリはドングルを自分で探せません。  この画面が日本語になっていない場合は、その下のインターフェイスを選んで一番上の「言語」を「日本語」にして下さい。
 写真はすでに設定してしまった後ですが、設定前は赤線の所のデバイスが「ODBII」以外か表示されていないと思います。  その状態で[デバイスを選択する]をタップします。
 スマホとペアリング済みのBluetooth機器が並びますので、「OBDII」を選びます。  これでやっと、アプリとドングルが接続出来るようになります。  逆にいうとこの順番じゃ無いと訳が分からなくなるかと、、、
【追記】2022/02/20  ※注意点  メインメニューから右上の設定をタップするとこの画面になります。  OBD2診断用ドングルが認識されていると「アダプター・・・ELM327」と表示されているのでタップします。
 「バックグラウンドで動く」にチェックマークが入っていると、アプリを終了させたつもりでも、バッテリーを消耗しますからご注意ください。  長時間データを録りたい時などに使用する場合のみチェックマークをして、車検の時だけしか繋がないのならチェックマークは外したままが良いと思います。  アプリも大きいので車検時しか使わないならその都度インストールでも良いと思います。 【追記終わり】
 次に戻って、[接続するプロフィールを選択する]をタップ  先ずはムーヴに繋げてみましょう。
 ダイハツを選びます。
 一番上の「互換性のある全自動車」を選びます。  初期のコペンではその下のVar.1になるらしいです。  どのあたりが新旧の境なのか不明です。
 メイン画面に戻って遊んでみましょう。  ECUから送られてくるデータでこんな画面を表示したり、
 リアルタイムでバッテリー電圧をモニターできたりします。  電圧が落ち込んでいるのは電動ファンが回り始めた瞬間ですね。
 「排気試験」だとこんなデータを返してきます。  排ガスに関するデータの様ですが、この辺が点検項目なんだろうか?、まぁ10月過ぎればネットにも何か情報が出るでしょう。  このアプリ広告付きは無料で利用できます。  機能も一部制限されていますが、よくわからないのでしばらくこのまま遊んでみます。
 コーディングに関しては全然わからないのでしばらく触りません、修理部品を変えたとき書替をしなければいけない場面が有るようですが、それは修理屋さんに頼みましょう。下手するとコンピューターの交換となると悲惨ですから。  簡単に変えられる部品ではないかも知れないので、当分はエラーコードの読み取りだけしていこうと思います。  エラー表示のキャンセルは出来るようなのでキャンセルしてもまたエラーが出るようなら当該箇所を修理屋さんに直してもらいましょう。
 続いて、ハイエースバンに接続してみましょう。  コレも一番上の「互換性のある全自動車」を選びます。  色々と種類が有るので一通り目を通してみましょう。
 プリウスだけでも4種類あるようですねぇ。
 DTCでエラーチェックしてみましょう。  トヨタ汎用として131項目有るようです。
 約3分ほどかかって全項目をチェックしました。  しかし、ハイエースバンのECUから読み出せる項目は限られていて、データの読出しが出来たものだけ次回は読みだす仕組みの様です。
 読みだした物だけチェックマークが残るようですね。
 残ったのは18項目ぐらいかなぁ?  次回は早そうです。  エラーが出ないのでキャンセルが出来るかどうかも、今は分かりませんが「異常なし」が分かるだけでも安心ですね。
【追記】2022/02/19  下のAmazonのリンク先ですが、デザインが違うものが売られています。  履歴を見る限り、買ったのはこれらしいのですが、、、  Amazonはこの辺かなりいい加減なので、ご心配の方は信用のおける販売店からご購入下さい。
 バージョンの表記が無いので、テプラしておきました。
 さて、番外の番外ですが!  不良が多いと言われる?Ver.2.1も買ってみました。  コレが無ければ昨日記事をアップできたのですが、、、(^^;)。  添付のCDのファイル(プログラム?)の中にはいくつかWin10で移動しようとすると「ハッキングプログラムです」と出て移動できません。  まぁコンピューターに侵入してデータを読み出すのだからハッキングですねぇ。  それ以外の理由が有るなら怖いと思い、使用しません。  Win、iOS、Andloid用のプログラムと説明用のPDFファイルが入っていました。  このハッキングプログラムじゃ無いと使用できないのかも知れません。
 この先が予想できる方は見ない方が良いです、私も面白半分で楽天の某ショップから購入しました(^^;)。  手前がVer.2.1です。  ちょっと見にくいですけど基板の上がスッキリしています。
 右がVer.2.1です。  基盤が1枚になっています。  パーツが多いほど良いと言うものでもないですが、、、
 右がVer.2.1です。  まるっきりパチモンですよねぇ。
 ハイエースバンとムーヴと両方試してみました。  タブレットとペアリングしようとするとヘッドセットマークとBluetooth機器マークの付いた「OBDII」の2つ検索できます。  Bluetooth機器をつなごうとすると、、、
 両車両ともタブレットとOBD2 ELM327のペアリングが出来ません。  不思議ですがヘッドセットの方は暗証番号も要求するしペアリングも出来るのですが、アプリとの接続が出来ません。  当然エラーコードの読出しなど出来るわけも有りません。  全く噂通りです。アプリを変えたりとかまだ試す方法はあるのでしょうが、無駄と思いやめました。
 と言う事でハイエースバン(2018年製)ムーヴ(2014年製)にはVer.1.5の利用を強くお勧めします。  コピー品と言うより、パチモンの臭いがプンプンします。  以前、大容量モバイルバッテリーの不具合を指摘したところ「返金します、返送も要らない」と言われ気分が悪かったことが有り、元々こうなることは想像して購入してみたものですから返品もしないでおきます。店の名前も伏せておきますね写真見ればわかると思うし。  何でもかんでも販売しクレームが来たら返金すれば良いって、好きじゃないなぁ。  おしまい また書き込もうって、励みになります。 すいません、↓プチッとお願いしますm(_ _)m。
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