ライダーの思いつき

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タイヤゲージ(圧力計)到着 校正について

 先日のムーヴハイエースバンスタッドレスタイヤの取り付けで「タイヤゲージの目盛りが細かすぎて見えない!の件」で、もう少しメーターが見やすいのを探していたら、見つけたのでポチッと。  で、本日到着。  フルスケールで800kPaなので、今まで使っていたガンの半分に成り、表示は倍見易くなりました。
 今までのガンは、フルスケールで1,500kPaなので、GROMの200kPaなんて、針がちょこっと動いただけなんですねぇ。  まして、目盛りが20kPa単位です。  正直、老眼で見えない目で合わせるのは苦痛です。  と言う事で、新しいガンに成ったんですが、、、
 ご存知のように、計測器と言うのはフルスケールで使えるものでは有りません。  この目盛りの様に0〜50kPaが表示されず、「常用で使える範囲は大体100〜700kPaをご利用ください」と取扱説明書にも書かれています。  この説明書、ただの箱書きなんですが、接続金具のネジサイズまで書かれていて私の様にいじくるのが好きな人にはとっても親切です。  まぁ、しょっぱなからいじくりませんけどね。
 ここの一番下に、±30kPaと書かれているでしょう?。  これは誤差を現しています、例えば400kPaを指している時には、だいたい370〜430kPaの間ですよって事です。  パーセントで言うと±7.5%って事ですねぇ。  けっこう、曖昧。
--------------------------------------------------------------------------------------------------  で、ムーヴのタイヤ交換のコメントにも書きましたが、この誤差の件を「校正」を含めて書いてみようと思います。 --------------------------------------------------------------------------------------------------  トルクレンチをちょっと知ってる人だと「持っているだけでは意味がなく、定期的に校正に出さないと正確なトルク管理は出来ないですよ」と言われます。  知識としては、全然間違っていないんですが、、、顧客の安全を保障しなければいけない、製造メーカーや工場やショップ等のトルク管理(長くなるので省きますが、興味のある方は調べてみて下さい)と、私たち素人がやる車両の始業点検を含む日常メンテナンスとしてのトルク管理とではちょっとばかり意味合いが違います。  一般的なトルクレンチの製造するときの許容誤差って5%だったりします、詳しくは各メーカーで調べて見て下さい。世の中には1%も許さないと言うメーカーも有るかもしれませんから。  私が使っているトルクレンチは東日製で、東日のプリセット(シグナル)タイプは高精度で±3%の誤差と書かれています。  この辺のさらに突っ込んだ知識がお知りに成りたい方は、東日の資料ダウンロードのサイトをご覧ください。私にはちょっと難しすぎてちんぷんかんぷん、、、(^^;)。  それでも、トルク範囲が5〜40N・mですから、最小付近、最高付近は真ん中あたりより誤差が大きくなるそうなので、真ん中あたりの22.5N・mですと、21.825〜23.175N・mの範囲となるのかな?。(日本製品って、この数値より実際の誤差が少ないので世界から選ばれるのですがねぇ。)  それに、オイルフィルターキャップやドレンボルトの締め付けトルクにも書きましたが、締め付けトルクにも±20%の(も?)許容範囲が有りました。  もうお分かりだと思うのですが、「アレ?、場所によっては割といい加減じゃないの?」って事です。  間違えちゃいけないのは、締めるたびに誤差が出るトルクレンチは論外です、検査に出すとひとつの指定トルクで1〜5回測定結果(誤差)を書いてくれますが、これがバラバラでとんでもなく違うようなポンコツでは意味が有りません。  トルクをセットしたらだいたい同じところでシグナルが出ないといけませんからやっぱり校正に出すことは大事なんだと思います。  「トルクレンチ 校正」でグーグル検索すると一番上に出てくる会社が有りますが、このサイト「アサヒテクノ校正センター」を見ると、校正費用が5,000円となっています。勿論検査不合格の場合の修理調整代は別途です。  私の、安物トルクレンチは、3,000円強でした。  安いから、いい加減かと言うと、30,35,40(N・m)と東日と比較してみて、殆ど誤差が無かったですよね。  最初、程度の良いトルクレンチを使って、このねじはこれぐらい、このねじはこれぐらいと覚えることが重要だと私は考えます。  この記憶が手につくと、通称「手ルクレンチ」でもそこそこ出来るようになります。  後は場所によって同じネジサイズでも指定トルクが違う場合が有ります、その時はトルクレンチを使いましょう。  自分で思っている「これくらい?」をトルクレンチなどで校正するためにも一本持っていると良いと思います。  以上長くなりましたが、校正の話はここまでです。 ===========================================================  さて、これで、タイヤゲージと呼べるものが4つに成りました。  先日のタイヤ交換でも触れましたが、微妙に表示の差が有るようです。  およそ計測器と言うものは、誤差が有りますので、高級になるとその誤差も小さいのですが、素人整備では自動車製造メーカーが使うようなレベルのものは買えません。  じゃぁどうするのか?。  自分で検査しましょう。
 エアゲージ検査キットで〜す。  嘘です、そんなキット売っていません、必要なものを寄せ集めただけです。  間違ってもお店の人に注文しないでくださいね。  継手とかカプラだとかは、だいたいホームセンターで手に入りますが、圧力計や特殊な部品を探すのが大変でした。  下にリンク貼り付けておくので必要なものが有ったら、覗いてみてください。
 キット(くどい?)の完成です。  この圧力計、精度が±2.5%だそうです。  PT(R)1/4の接続ネジです。  すみません間違ってG1/4で発注してしまったみたいです。  よく見ると形が違うので、注文履歴見たら違ってました。  検査用だからシール漏れはしなかったですが、常用は難しいと思います。  このPTとR(又はRc)ですが、kgf・cmとN・mと同じように旧表示と新表示の違いです。  管(くだ)用ネジはテーパー(R)とストレート(G)と有るので、くれぐれも買う時には注意して下さい。
 左がホイールについている米式バルブで、これを探すのに苦労しました。  ネジはPT(R)1/8です。  次が、Rc1/8→R1/4の異径内外ソケットです。  T型の配管継手(チーズ)PT(Rc)1/4内ネジです。  日東ハイカプラ20PMです。
【追記】2018/11/19  色々と調べてみたら、ホームセンターとかで見る簡易圧力計がテーパーネジだったので、普通に両方あるのかと思っていたら、圧倒的にストレートネジが多いようですね。  どうやってテーパーネジが多い配管に立てるんだろうと思ったら、こんな継ぎ手が有るのを見つけました。  左の写真がテーパーのR1/4オネジ、右の写真が圧力計との接続用でG1/4メネジです。
 で、ストレートネジならパッキンが必要なので、これも調べたら管用パッキンはどうやら銅パッキンを使用するようです。  サイズは、内径6mm外径10mm厚さ1mm、、、ちょっと持っていない。  で、ホームセンターで見つけたのは、他はピッタリなんですが外径13mmと言う物だけなので、削りましょう。  今日は暇なので、、、
 なんとか外径10mmしましたよ。  11mm以下なら入るんですけどね、なんとなく。
 う〜ん、M6用で買ってきたんだけど、M5用が有ればピッタリだったんじゃなかろうか?。  無かったけどね(^^;)。
 これなら、常用でも大丈夫です。  って、テスト計測用なので、、、常用なんてしませんが、、、ねぇ、何か放っておくのも気持ち悪いので。 【追記終わり】
 一般のバイクや車に使われている、米式バルブですねぇ、これにエアゲージを繋いで、エアゲージの指針と圧力計の指針を比べて見るのにこの特殊なバルブが欲しかったんです。
 このバルブ、大型トラックのエアホーンの部品なんだそうです。  エアタンクにこれを加工してつけて、自動車の空気入れでエアを充填させるのが目的の器材だそうです。  ボンベなどに取り付ければ、可搬型エアタンクにもなりますねぇ。  私はサブエアタンクが有るので作る気は無いけど。  型番は、PT-91に成ります。
 最近新しくしたエアコンプレッサーの吐出圧力調整弁(レギュレーター)のメーターです。  一番締め込んでいるので、ほぼフリーの状態かと思います。  ちょっと撮影角度が正対して無いので、微妙ですが、、、  940kPa辺りでしょうか?
 同じくエアコンプレッサーのタンクに直付けされた圧力計です。  単純にエアタンク内の圧力を表示しています。  950kPaぐらいですかねぇ?  微妙に違ってますねぇ。  これに先ほどの圧力計を繋いでみましょう。
 なるべく針の先端が真上に来るようにとってみましたが、撮影角度がまだ斜めですかねぇ。  狭い所で無理くり撮影しているのでごめんなさい。  930kPaぐらい?かな?  微妙、、、(^^;)。  製品についてくる圧力計も結構ばらつきが有るって事ですねぇ。
 新しく買ったエアゲージは最大800kPaなので、吐出圧力をレギュレーターで補正します。  計測範囲の真ん中あたりよりちょっと高めの500kPaに、、、微妙に上がり下がりしてピッタリに出来ません。  このレギュレーター、圧力を上げる時は割とちゃんと動くのですが、下げる時はちょっとずつエアを放出してやらないと下がりません。  一度下げてから上げる方向で調整すると、しばらくして少し上がったところで安定するようです。
 510kPaと520kPaって感じでしょうか?。  その差10kPaとして誤差の範囲内ですねぇ。  それも結構正確な方じゃないでしょうか?。  圧力計が最大2.5%の誤差として12.5kPa、エアゲージが10kPa違うとして2.5〜22.5kPa、最大で4.5%かな?。  まぁまぁじゃないかなぁ。
 続いて、古い方のタイヤゲージです。手振れしてますが、、、(^^;)。  ピッタリですねぇ、古いエアコンプレッサーにおまけで付いて来た物ですが、圧力計との誤差は無いって事ですねぇ。  10年以上前のものですが、割と正確だったんですねぇ。  これねぇ、メーターのネジサイズが1/8みたいで合う圧力計が無いんですよ。  一度緩んでたのをギュっと締め付けたので、ちょっと斜めになってるし、、、使い辛い。
 続いて、ハイエースバンの工具箱に入れっぱなしになっている、エーモンのタイヤゲージですが。  結構低く表示が出る時が有ります。これなんか大幅に違いますよねぇ。  でも、ハイエースバンのタイヤを測り比べて見ると他のタイヤゲージとこれほどの差が出ないんです。  なんかよくわかりませんが、これは目安として使うしかないですかねぇ。
 最後に、今まで一番信頼してきたプロ用タイヤゲージですが、、、  何せ20年ぐらい前の製品なので、正直、狂っているかも?と思っていましたが。  kgf/cm2とkPaの差も有りますし、、、まぁまぁ誤差の範囲内って事ですねぇ。  これ、プロ用だけあって校正に出せるんですが、その金額で新しい物を買った方が良いですよねぇ。
 と言う事で、一番新しいタイヤゲージ一本でこれからは使って行けそうです。  残りは確認用で保管しておこうかと思います。始業点検用に車に入れっぱなしと言うのも有りかなぁ。  おまけですが、今回こんなものを作ってみました。  一般の工場で、ハイカプラのソケットに差し込んで、手元圧力がいくつに成っているかエアゲージで確認できるように作ったものです。  以前にも書きましたが、古い自動車整備工場は2段圧縮のコンプレッサーを使っている所が多いです。  エアリフトや高圧が必要な機器が有るからなのかわかりませんが、最高1.4MPaぐらいのものを使っています。  一般的なエアツールは0.6〜0.8MPaで使用するものですから、壊れない様に減圧の必要があります。
 それの確認用に作ってみました。  あと、サブエアタンクをガソリンスタンドの空気入れを使って充填出来るので、サブエアタンクの持ち出しも出来るかなぁ?って。  その必要性はあまり感じませんけどねぇ、まぁ可能になるって事で。  左の写真は、Rc1/8のメネジが切ってある、ハイカプラタイプのプラグです。  これも探すの大変でした。  日東工器のハイカプラは1/4は有るのですがそれより小さいものが無いんですよねぇ。
 E-VALUEって、うちのコンプレッサーのSK11と同じ藤原産業のオリジナルブランドですが、痒い所に手が届くと言うかすき間産業と言うか、こんなのが有ったらと思う商品を取り扱っている商社です。ほとんどがOEMみたいですが最近お気に入りのメーカー商社です。  でね、よく見るとNACと言う刻印が有りました、型番にも有るCAL21PFもNAC(長堀工業)の型番でした。OEMだったんですねぇ。  長堀もユニークな製品を作っているんです、先端工具では充電式インパクトに使える6角軸用Wソケット(ビットスルー)が良いんですよねぇ。
 ビットスルーはSK11(藤原産業)がOEMで販売しているようですが、Wタイプ(バリエーションに有る物ではなくもう少し長く黒染め)が見当たらない。  プラスビット#2にこれを使うと、大体のものが作業できちゃうと言う優れもの。  プラスドライバーと8mmのボックスドライバー、10mmのボックスドライバーを持っているような物で、組み立て家具とか廃品のバラシとか勿論整備にも使えます。  素人整備では大量にネジを扱う作業も少ないし、整備にインパクトドライバー(レンチ)を使うのは賛否有りますから、特におすすめはしません。  しかし先に書いてあるような、組み立て家具、スチール棚、電機製品など廃棄するために分解して分別しなければいけない物とかには超お勧めです。  ちなみに、名古屋営業所が熱田区神宮東公園の南に有るんですが、素人が買うにはちょっとばかりお高い。  どうせプロの様に何百本と締める訳じゃないので、SK11ので良いかなぁ?。
 今回、シールテープの代わりに液体シールを使いました。  嫌気性の為、空気から遮断された部分が硬化するので、はみ出した部分は固まらないので拭き取ればきれいになります。  ちょっと見栄えが良いかなぁと思ったんですが、大して変わらないですねぇ。  ただ、グルグル巻き付けなくて良いので、拭き取らずに放置するなら超簡単です。  3山程度全周の半分にたらしておいて接続するだけです。
 ちなみに、米式バルブは最初からシールがコーティングされていました。



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